香港の旅の記録(4)最終章。モンスターマンション編。

お久しぶりです。香港の旅の記録、ついに最終章の4章!!

思えば香港に行ったのはベストのタイミングでした。

2019年の香港は民主化デモの嵐が吹き荒れました。2019年11月には香港科技大学の学生が死亡するなど多くの負傷者や逮捕者を出しました。

そんな中、11月19日、米上院は香港人権・民主主義法案を全会一致で可決。

11月24日には香港区議会議員選挙が行われ、投票率は驚異的な71.2%を記録。香港返還後史上最高でした。

香港区議会議員選挙の結果、選挙前は3割に留まっていた民主派など非建制派議員は選挙後に約8割に増え、選挙前は約7割を占めていた親中派議員は激減。

この選挙の結果は香港市民が香港政府に求める政治への要求度の高さを強烈に物語るものでした。

ぼくが香港へ発ったのは2020年1月9日のこと。

その頃の香港は元旦に民主派のデモがあったものの、新型コロナウィルスの影響でデモの中止が相次いでおり、平和そのものでした。

コロナウィルスの感染者は香港では1月22日に初めて確認されており、ぼくがいた1月9日~15日にはコロナウィルスの感染者はまだ出ていませんでした。

しかし、中国の武漢での新型ウィルスの流行とそれに伴って中国本土との境界の完全封鎖を求める声がぼちぼち出始めた頃で、実際、香港政府は1月30日から中国本土と香港とを結ぶ高速鉄道と城際直通車の運航を停止しています。

ぼくがいた香港はまさにそんな時でした。

MRT(地下鉄)で香港島のモンスターマンションへ

香港での移動手段はバスやトラム(路面電車)がありますが、地下鉄(MRT)が断然安く、エアコンも適度に効いているので快適です。

オクトパスカードというSUICAやICOCAみたいな交通系電子マネーが使えるので小銭がじゃらじゃら貯まることもなくストレスなく乗車できます。

香港のYau Ma Tei(油麻地) のホテルからモンスターマンションのあるQuarry Bay Stationまでは地下鉄(MRT)で10香港ドルくらい。(1香港ドル=14円くらい。)日本円で140円くらいでした。

乗り換え1回の7駅で140円ですから日本に比べてかなり安い方ではないでしょうか?

地下鉄にはヒジャーブを着たイスラム系の女性や髭や体毛が濃いので一見してそれと分かるイスラム系の男性が多く乗っていました。

ビクトリアパークはイスラム系の占領地!!

まだコロナが流行る前の観光客でしょうか?モンスターマンションに行く前に寄ったヴィクトリアパークにもイスラム系の人たちがテントで野営しているのを多く見かけました。

ヴィクトリアパークはさながらイスラム系住人の占領地。公園の傍には屋台が出たりしてその場所にしっかりと生活が根付いている様子が印象的でした。

香港の屋台骨を支えているのはこういったイスラム系の住人たちなのかもしれません。

香港のヴィクトリアパーク

ヴィクトリアパークには金の馬のオブジェや子供たちの遊び場がありましたが、印象的だったのは香港のまさにセントラルにあるヴィクトリアパークのセントラルがテニスコートだったこと。

それはイギリス統治時代の象徴なのかもしれませんが、老若男女問わずランニングする人がいたりと香港市民の中にしっかりとスポーツ文化が根付いていることを伺わせるものでした。

どんな時代でも良い文化はきっと残りつづけるものなのでしょう。

ヴィクトリアパークの金の馬の像
ヴィクトリアパークの子供たちの遊び場
ヴィクトリアパークのセントラル

映画やPVで有名なロケ地、モンスターマンションへGO!!

モンスターマンションはハリウッド映画の「トランスフォーマー/ロストエイジ」や士郎正宗原作、押井守監督の日本のアニメ、『攻殻機動隊』の「ゴースト・イン・ザ・シェル」の実写版に登場して話題になりました。

そんな中でも満島ひかり主演のPV、「MONDO GROSSO ラビリンス」の冒頭のシーンは観るものを圧倒する迫力のワンシーン。

モンスターマンションは”Yick Cheong Building”というマンションの別称で中国語だと『益昌大廈』と書きます。

入り口がちょっと分かりづらかったですが、グーグルマップで特に迷うことはありませんでした。

入り口には「撮影禁止」の文字がありましたが、中へ入るとスマートフォン片手に写真撮影する観光客やカメラで動画を撮影する人たちの人だかり。

マンション1階の店の人たちも観光名所であるモンスターマンションを撮影しに来る人たちで潤う訳だから特に問題視する様子もなく、和やかなムード。

観光客が増えすぎるといけないので一応便宜上「撮影禁止にしている」そんな感じでした。

モンスターマンション

どんな風に撮ろうかと思案しましたが、被写体が圧倒的な存在感なのでそのままパシャリ。

香港の下町グルメは最高の朝食だった!!

次の日の朝。

今回ぼくは香港グルメ旅に来た訳ではないので食事はもっぱらコンビニのパンを食べていたのですが、香港の下町の味を味わってみたいと急に思い立ち、グーグル先生で調べてみました。

ホテルの近くに良さげな店が見つかったので行ってみることに。

田記魚蛋牛腩専門店 Mr. Tin Hong Kong Cuisine

日本語に訳すと、「魚肉団子と牛のビスケット専門店」

なんじゃそりゃwですが、これぞ香港の下町の味に違いない!ということで突撃取材。

田記魚蛋牛腩専門店

麺はメニューの中から数種類選べます。ベトナム料理のフォーみたいな米粉から小麦粉の麺まで。

薬膳に使われていそうな薬味がトッピングで乗っていて胃腸に優しい味でした。

牛肉も美味しかった。割と口に合ったのでそれから3日ほどこの店に通いつめ、すっかり常連に。

香港らしく気の強そうな女将さんが印象的でした。人の良さそうなおっちゃんが厨房を担当しており、縁の下の力持ち。

メニューは大体30~40香港ドルくらい(日本円で420円~560円)でリーズナブル。朝食や昼食に丁度よい感じでした。

日本人大好き!!九龍城へGO!!

※九龍城砦は香港・九龍の九龍城地区に造られた城塞、またはその跡地に建てられていた巨大なスラム街を指す呼称。
ウェアハウス川崎「電脳九龍城」
https://www.enjoytokyo.jp/date/detail/1451/?ngt=TT11171fb0d004ac1e4aec027EOlehhklZIQGyZ5U6Advi

伝説のスラム街・九龍城砦を模した川崎にあるアミューズメント施設。ウェアハウス川崎「電脳九龍城」

なんとなく昔の香港ぽい?

現在の九龍城砦跡地には九龍寨城公園が建設されており、往時の面影は無いですが興味のある方は調べてみてください。イギリス統治時代の香港の一端が伺い知れることでしょう。

今はなき香港のスラム街「九龍城砦」に魅入られた写真家が切り取った世界

九龍寨城公園はバスケットボールやサッカーのコートがある普通の公園でしたが、その周辺一帯はスラムというほどではないものの、香港の下町情緒あふれる風景が広がっていました。

九龍城への地下道にて
九龍城への地下道にて

香港、挺住!(大変な時だけど頑張れ!!)

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