小説

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ぼくがひきこもりになった理由。

  布団を出たくない猫   あの頃は幸せな時代だった。   今は拠り所がなく糸が切れた凧みたいにただフワフワと漂っている。   優しかった父親が死んで、これからは独りで生きていかなくてはいけない。   昨日まで引きこもりだったのに途方...