統合失調症を患っていた、もしくは患っている有名人はけっこういる。
映画『ビューティフル・マインド』で話題に上ったジョン・ナッシュもその一人だ。
ジョン・ナッシュは統合失調症を発症しつつも1994年にノーベル経済学賞を受賞。
数学会に大きな功績を残している。
ラッセル・クロウが名演。統合失調症のことを知らなくても楽しめます。
次に『叫び』で有名なムンク。
日本人の中では草間弥生。瀬戸内に浮かぶアートの島「直島」に個性あふれるアートを残している。

芥川龍之介や夏目漱石も統合失調症だったと言われているが、当時は今ほど精神医学が進んでいた訳ではないので一般的な説である。
ともかくも、画家や数学者、作家といった多くの職業で功績を残した人が統合失調症だったという事実は統合失調症の患者たちに少なくない希望を与える。
一般社会ではポンコツでも特定の分野では才能を発揮できるかもしれない。
途方もない努力が必要なのだろうけど、一寸の光明ともいえる。
一般には統合失調症の患者数は人口の実に1%にも上るという。
人数にすると実に100万人超。うつ病やADHD、双極性障害などを入れると相当な人数に及ぶと思われる。
そういった人たちが活躍する社会が、来るべき未来だと信じたいのだが、現状はそうなってない。
一歩でも前に進んで行けるのならば、これからの未来に希望が持てるのじゃないだろうか。
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