ブラジル人妻の家から出て、向かったのは出雲のソウルプレイス、出雲大社。
そこから一畑電車北松江線 各停 松江しんじ湖温泉行き電車に乗り、4駅目の『川跡』駅で一畑電車 各停 出雲大社前行きに乗り換える。
所要時間は約20分というところ。この日はクリスマスイブということもあって、恋人たちや家族連れで多く賑わっている。
クリスマスに敢えて神社に参拝する、というのも乙なものだ。
出雲大社は縁結びの神、福の神として名高い。
駅から歩く参道には出雲そばやお土産もの屋、スイーツの店など色とりどりのお店が並んでいる。
中でも目を引いたのはスターバックスコーヒーの出雲店。
今では観光地というとスタバを目にしない事はない、というくらい普及しているコーヒー店だが、その観光地にあった外観に工夫を凝らしているのが目についた。
駅前だと『我こそはスタバなり!』という一目でそれと分かる派手な看板をしょっているが、この出雲店は風景に馴染む感じでそれとな~く、木目調のやや地味目な外観である。
ぼくは元々混んでいる店は好きじゃないのと、「俺はスタバでコーヒー飲んでる、イケてるぜっ!」っていうのが「なんだかなぁ」と思ってしまうので、敢えてタリーズコーヒーやドトールコーヒーに寄ってしまうのだが、スターバックスを認めてない訳じゃない。
そんなこんなで、色んな店が立ち並ぶ中、5分ほど参道を歩くと、出雲大社が見えてくる。
そういえば、一時期、「60年ぶりの平成の大遷宮」ということで話題になってたっけ。
全国的には伊勢神宮の方が有名だけど、出雲大社も一度は行っとかないと。
ぼくの地元、大分県には「宇佐神宮」というのがある。全国に4万社以上ある八幡社の総元締め、みたいな八幡宮なのだけど、とにかく敷地面積が広くて、歩いて参拝するだけで、結構な運動量になる。
それに比べて出雲大社は面積はそれほどでもなく、歩いて回るには丁度いい感じ。
一つ一つの建物が壮大で、厳かな感じがする。
少々歩き回って、時間はちょうどお昼。良い感じにお腹が空いたのでお昼のお店を探す。
名物の出雲そばのお店が多いけど、どこも混んでいそうで、一人で気軽に入れる店はなかなか無い。
そこで、ふっと目に留まったのが「出雲の圀 麵屋」
周りが蕎麦屋だらけの中、孤軍奮闘している感じがちょっと気になった。
中国語や韓国語の看板が目についたので、観光客を意識した仕様なのだろう。
入ってみると、良い感じに空いている。
お昼時なのに、あまりに空いているので少し警戒したが、観光地のラーメン屋というのはこんなものなんだろう。
メニューには蕎麦もあって「あれっ?」と思ったが、この店のイチオシらしい「スサノオラーメン」を注文。
味の方は、普通の味噌ラーメン。
可もなく、不可もなくという感じ。
ぼくはもっと「俺のラーメンに文句あっか!?」という感じが好きなのだ。
この店は、観光地のど真ん中だけに大人しくまとめてきやがったな?という感じは否めない。
良くも悪くも普通の観光客向け。
『蕎麦屋だらけの中、敢えてラーメン屋出してやったぜ!どうだ、喰ってみやがれ!』
という押しの強い「The ラーメン屋」を目指して欲しかったのだが、仕方ない。
大人しくお代を払って早々に退店した。
そういえば、まだお土産ものを買ってなかった、と思い、名物の出雲そばをギークハウスの面々に買うために物色。
良さげなものがお手頃な価格であったので、買った。
出雲から真庭への帰途の途中、新見駅というところがある。
米子から新見までJR伯備線を上っていって岡山までの道のりの丁度中間あたり。
ぼくは真庭市の久世で下りるので新見から姫新線に乗り換えなのだが、その乗り換え駅で少々時間があったので晩御飯を食べようと思い、駅前を散策してみた。
すると、一番先に目に付くのは「大阪屋」の黄色い看板。
いつか、ギークハウス岡山であった忘年会で会った、竹井さんの実家ではないか。
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この日は残念ながらお休みだったが、また今度来たときには是非弁当を買おうと思った。
今回の1泊2日の、松江、出雲を巡る旅はこれで終了。
今回、青春18切符で行ったので鈍行を利用するしかなく、待ち合わせの時間がエグイことになったのは反省点。
時間をもっと有効に使うなら、大人しく特急に乗って新見~松江間を移動する方が良さそう。
岡山駅から特急で行けるので県外からの方も是非、山陰地方まで足を運んでみてください。
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